進路指導

進路状況

進路指導・キャリアガイダンス

少人数制の利点を生かしたきめ細やかな指導ですべての教科の学力の伸長を図り、さらに習熟度別学習、 補習、受験講習などにも重点を置き、定期試験の他にも学力試験や適性検査を実施し、多様な大学進学 志望に対応する体制を整え、進学実績の向上に努めています。しかし、進路指導の基本はキャリアガイダンス、 すなわち、生き方に留意した進路指導です。一人ひとりの社会的・職業的自立に向けて必要な能力等を 育てるキャリア教育をあらゆる機会を活用して実践しています。一人ひとりの個性を育み、能力を磨き、進路 実現を図り、自立した人生を歩んでいくことのできる人材を育てます。

習熟度別学習

それぞれの学習習熟度に応じた学習指導を行い、それぞれの学力の向上と、幅広い進路志望に対応する 基礎作りという意図で、いくつかの教科で習熟度別学習を取り入れています。基礎・発展に分かれますが、 学習の成果と本人の希望でコース変更もできます。
 英語:中学1年から高校3年まで
 数学:中学2年から高校1年まで(高2以降は選択科目になります)
 国語:高校2年から高校3年まで

補習・講習

週34時間の通常の授業以外に、補習・講習授業も積極的に実施しています。大きく3つのパターンに 分かれますが、ひとつは普段の早朝や放課後などに指名・希望制で実施するもので、学習の補いや学力 の増進を目的に多数の生徒が活用しています。また、夏休みに入った直後の7月下旬の約10日間は 夏期補習期間です。5教科を中心に基礎・発展コースに分かれ、基礎は指名制、発展は希望制で実施 しており、最近は発展の受講者がかなり多くなっています。
もうひとつは大学受験を対象とした講習で、高校1年生から対象で高2・3年と講習数も増加します。志望校・ 受験科目を想定した個別指導で学力の増進を図ります。小論文指導も行っており、AO・推薦受験の志望 生徒に対して添削指導を繰り返しています。

学力試験・適性検査体系(年間)

・第一回学力試験(4月)

中学1年:教研式NRT(全国標準的診断学力検査・4教科)
中学2年~3年:教研式CRT(観点別到達度学力検査・5教科)
高校1年~2年:ベネッセ実力診断テスト(3教科)
高校3年:ベネッセ実力判定テスト(3教科)

・第二回学力試験(9月)

中学1年~3年:新教育 第1回PSAT(5教科)
高校1年~2年:ベネッセ 実力診断テスト(3教科)
高校3年:ベネッセ 実力判定テスト(3教科)

・第三回学力試験(1月)

中学1年~3年:新教育 第2回PSAT(5教科)
高校1年:ベネッセ 実力診断テスト(3教科)
高校2年~3年:ベネッセ実力判定テスト(3教科)

・進学模擬テスト(複数回)

高校希望者:代々木ゼミナール模試

・適性検査

中学3年(9月):職業レディネステスト
高校1年(11月):進路適性検査

 

6年間の具体的展開

第1期 中学1年~2年 学習習慣を整え基礎力を養成する

各教科・行事・クラブ活動などを通じて、本校の教育目標「努力・誠実」が生活姿勢として学校生活を送れ るように、あらゆる場面を通して、すべての教師がそれぞれの立場で生徒に働きかけます。本校の特色ある 活動として、以下に例を挙げます。

  • 沈黙の清掃:全生徒・全教員がそれぞれの分担場所に毎日昼休みに20分間の沈黙で清掃します。 生徒は上級生のリーダーの指示に従い、下級生は1週間交代でそれぞれの持ち場を輪番で担当します。 清掃を通して他人と協力して物事を行う姿勢を養います。
  • ヨゼフ祭での英語劇発表:半年以上をかけて、企画委員の立ち上げから台本決め、キャスト、スッタフ、 それぞれの分担を配置して英語科教員、HR担任の指導のもと、異なった意見をまとめ一つの目標に 向かって全員が取り組みます。様々な意見の相違、個人間の軋轢を通して最後には心を一つにして 劇を上演し達成感を経験します。

第2期 中学3年~高校1年 学力を充実させ、自らの特性を見つけ伸ばす

第1期の活動に続いて、職業適性検査、進路適性検査、職業調査教材などを活用し、自分の適性と社会に おける職業の意味を考えます。総合学習の時間を使って行われます。以下にその例を挙げます。

  • 職業レディネス・テスト:三鷹ハローワークのジョブサポーター職員を講師に迎え、中学3年の7月に テストを実施。対物、対人、情報の3項目を元に生徒一人一人に職業的な興味・関心度と自信度の プロフィール表を作ります。9月に講師の先生から全体講評と一人一人のプロフィールの判定をうかがい ます。また、職業生活について現在の動向も踏まえた講義を受けます。
  • じぶん未来BOOK(リクルート):高校1年7月。50種類の職業に就いた具体的個人の体験から 自分の関心がある職業を調べ、自分と比べることによってより具体性を持った職業生活とそこへ 至る過程を考えます。
  • わくわく進路適正検査(実教出版):高校1年11月。高校卒業後の進路としてどの方面へ進んだら よいか、自己肯定感を高め、自分の個性を良く理解して、自ら進路を選んでいく力を養います。本校の 教育目標「自立」の姿勢を確認し具体的な学部学科選択を検討します。指導部との個人面接に よって2年生の選択科目(個人別)を決めます。

第3期 高校2年~3年 進路実現へ向けての準備

本校の教育目標「奉仕」を実体験する場として、老人ホーム、幼稚園の体験学習を行います。また希望に よって、職場体験(大学病院・看護学校等)の機会を設けています。実施後は報告書を提出、担任、指導部 との面談で自分の経験の意味を考え将来の職業生活に備えます。

  • 実力判定テスト(ベネッセ):自分のGTZ(学力到達ゾーン)を知ることで、具体的な進学先を検討し、 その実現に向けて実力をつけていきます。
  • オープンキャンパス等の活用:希望分野のある学校のオープンキャンパス等に積極的に参加して 進学希望先をより明確にし、目的達成に必要な学力を養っていきます。
  • 模擬面接の実施:希望先の受験に対応することはもちろん、面接に答えるという形で高校3年間 (中学も含めた6年間)の東星学園の生活を振り返り、その意味を考えます。

 

先輩からのメッセージ

Aさん(早稲田大学・出版社勤務)

思い返してみると、私が高校生の時、将来に向けての明確な目標は特にありませんでした。私と同じような人は多いと思います。そんな人は、自分の興味のあることが何かを考えてみてください。まずは何でもいいです。読書・漫画・インターネット・音楽・旅行・料理・メイク・・・いろいろあると思います。そこから将来のヒントが見つかるかもしれません。私の個人的な考えですが、将来はできるだけ自分の興味のあることに関わっていくのがいいと思います。大学や専門学校など、道は人それぞれだと思いますが、「入学できればどこでもいいや」ではなく、将来のことを考えて進路を選びましょう。

また、大学や社会で重要なこととして、人とのコミュニケーションが挙げられます。社会では相手が話してくれるのを待っていては何も進展しません。中高時代のように、仲の良い人とばかりいっしょにいることもできません。今のうちから人と話すことに慣れておくことが大切です。例えば、部活動などで同じ学年の友達同士でかたまっていませんか。横(同学年)のつながりももちろん大事ですが、縦(上下の学年)とのつながりも持つようにしましょう。

最後になりますが、幸運なことに、東星では自分自身について考える機会がたくさんあります。働くようになると自分を見つめる時間がなかなかありません。ゆっくり時間を使えるのは今のうちです。この夏休み、ぜひゆっくり将来について考えてみてください。

 

Bさん(杏林大学)

私が東星を卒業して感じた東星の魅力に「先生」と「行事」があります。

東星の先生は生徒一人一人と正面から向き合ってくださる素敵な先生ばかりです。在学中はたくさんご迷惑をおかけしたことと思います。無謀な夢を叶えたいとわがままをいって、中学3年の時に外部受験を考えていたこともありました。そんな時も見放すことなく、一緒に進路を考えてくださいました。救急救命士という夢を目指すと言った時も、たくさんの先生が補講や添削、体力錬成をしてくださいました。お忙しい中、授業外でたくさん面倒を見てくださったことを心から感謝しています。

また、東星の行事や課外活動は他校と比べて様々なものがあり、少し変わっているかもしれません。一般受験組にとって、東星の大切にしている行事などが負担となることもあったと思います。けれど、それを理由に手を抜いてはならないと、全力で取り組むよう努力していました。行事に積極的に取り組んだことで自分にとってプラスになったことが多くあり、そのひとつに「仲間とのコミュニケーション」があります。何かをみんなで進めていくには、独りよがりではなく、協調性を持つことが大事であるということ、また聞く耳を持ち、柔軟な考え方をするよう心がけ なければならないということを感じました。

少人数で、外部との関わりが少ない中で自分を高めるのは難しいことかもしれません。けれど、たくさんの行事を通して仲間や先生と関わり合いをもち、コミュニケーション力を高めていってほしいと思います。

受験においては、一人一人と向き合ってくださる先生方がいます。塾や予備校に通うのも、場合によっては必要かもしれません。私も予備校に通っていましたが、わからないことは学校で質問し、添削などをしていただきました。こんなに一人一人を面倒見てくださるのは東星ぐらいです。進路で悩んでいる人も多くいるかもしれませんが、ぜひ先生に相談してほしいと思います。

後々後悔しないためにも、東星にいる時間を大切にしてほしいと思います。

 

Cさん(上智大学)

私が卒業してから2年半以上が経ちました。今言えることは、ここで学んだ事は何一つ無駄にはならないということです。人との接し方、チャレンジする力…ここで築いたものがなければ、今の私はありません。毎日の生活で自然と身についた事は、何年経ってもきっと忘れる事はないのだと感じます。

長期休みに私は、サイエンスキャンプや大学の研究室見学などにいくつか参加しました。オープンキャンパスでは見られない一面が見られたり、教授と接する機会があったりと、参加したことで大学選びや、進路選択に大いに役立ったと思います。サイエンスキャンプに参加していた友達の中には、英文学科や経済学部に通っている人もいます。進路選択をするうえで、理科・数学が嫌い=文系という選び方でなく、本当に学びたい事を見つけるのも一つの手段ではないでしょうか。

本当にあっという間に時間は過ぎ、卒業でした。何事にも前向きに、ひたむきに努力するのが東星っ子の良いところです。毎日の生活を一生懸命に、楽しい学園生活を過ごしてください。辛いこと、時間に追われること、うまくいかないこと、沢山あります。それを受け入れて、自分なりに解決する能力も今身につけるべきことです。私はここで学べた事を誇りに思っています。行事、委員会、部活動など、何か一つでもやり遂げることが出来たら、大きな自信につながります。何かをやり遂げた自信は、次の挑戦につながっていくでしょう。ぜひ東星にいるうちに、オープンキャンパスやボランティアなど外へ出る機会をさがして外の世界を体験してください。自分を見つめ直す良いきっかけになると思います。

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