はじめの一歩(その二)
  実はほとんどのお母さん・お父さんが育児ノイローゼにかかるといっても過言ではあり

ません。特にお子さんが反抗期を迎える3〜4歳ごろにもなれば、とってもかわいい反面、

たたきたくなるような衝動に駆られることも少なくないはず。「しかも、夫ときたら…

私にばかり任せっきりで」と本当に腹が立ってしまうこともあるでしょう。子育ての問題

で悩んでいる方の多くは愚痴をこぼす場所を探していらっしゃるようにも感じます。そし

て、心の中にたまった不安や葛藤、恐れをたくさんお話してくださいます。また、「どうし

たらいいのか?」が分からない場合も少なくありませんが、その多くは「本当はこうして

あげたいのにできないんです」と自分を責めていることが多いようです。父親としても、自

分の妻の奮闘・葛藤・迷いを理解しようとする努力が大切です。

●見て見て攻撃

 幼児から幼少期に入るといろいろな躾(しつけ)を始めます。この躾、母親からすれば

自立のための第1歩なのですが、子どもからすれば「愛情減った???」という感覚に

なります。今までは何しても「かわいい」だったのに、ご飯をこぼしても、トイレができな

くても「駄目でしょ!」と叱られるわけですから。また、下のお子さんが生まれたりする

と上の子からすればお母さんの愛情を一気に失ってしまったように感じてしまいます。本

当は生まれたばかりで手がかかるだけなのに下の子の方に愛情が移ってしまったように思

うわけです。

 でも、なかなか自分がお兄さん・お姉さんであることを受け入れるのが嫌だったり、理

解できない年代だとしたら、わけがわからなくてお子さん自体がパニックになってしまう

ことはやむを得ないことなんです。そんなときに使う手が「あたし(僕)を見て!見て!

攻撃」。母親からすれば『な、なんだ〜この子は〜〜!どうして、私を困らせることば

かりするのよぉ〜〜!!』と切れてしまいたくなります。

 
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