見守る子育て(その二)
 「見守る子育て」の目指す目標は、判断カと自主性を備えた「自立した子ども」です。

 しかし、見守ることよりもすぐ口に出して介入してしまうのが、私たち大人の現状で

しょう。<おきまりの12の型>

 (例)「幼稚園なんか嫌いだよ。行きたくない」と、子どもが悩みをロにしたとき、子ど

もの考える力をつぶす「おきまりの12の型」があります。

@命令−子どもに何かするように、またはしないように言う。命令する。「文句ばかり言

わないで、行きなさい」

A脅迫−あのことをすれば、どんな結果になるかを言う。「行かないとお父さんに言いつ

けるわよ」「言った方があなたのためよ」

B説教−何をすべきか、すべきでないかを言う。「幼稚園には行くべきよ」

C講義、理詰めで迫る−「幼稚園を嫌だと思うから嫌になるんだよ。嫌と思わなければい

い。嫌なことがないように、しっかり遊んで、友だちと仲良くすれぱ、大丈夫だよ」

D提案−どうしたら悩みを解決できるか、助言、忠告、提案する。「幼稚園の先生に相談

してみたらいいのに」

E解釈−子どもの動機は何かを、親の方が解釈したり、原因を分析したりする。「幼稚園

でのきまりを守れないから、そんな風に考えるようになったんじゃないの」

F同意−肯定的な評価をしたり、賛成する。「じゃ、行かなくていいわよ」

G同情−子どもの気持をよくしようとする。今の気持ちから抜け出させようとする。「明日は

いいことがあるかもしれないよ。でも確かに、幼稚園は退屈でイヤなときもあるわよ。わかるな」

H尋問−原因・動機・理由を見つけようとする。親の方で、子どもの悩みを解決するのに

役立つ情報を子どもから聞こうとする。「いつからそんな風に感じ始めたの?いじめっ子で

もいるの?先生とはうまくいってるの?どうして?」

I非難−子どもに対し、否定的な評価をする。「ちょっとイヤなことがあると、すぐに弱音を

はいて、イヤだわ」

Jはずかしめる−「あなたは、あいかわらず、甘えんぼうだねぇ」「また、いつもの弱気が

でてきて、しょうがないわねぇ」

Kごまかす−悩みから子どもをそらそうとする。親自身が問題から逃げ、子どもの注意を

ほかにそらす。冗談にまぎらわせる。「その話は今止めようよ」「まあ、いいじゃないの。

明日の朝になったら、また気持も違っているでしよ」

 子どもからサインが出たときに、親の対応の仕方に二つのタイプがあります。

                                                (以下次号)